OAフロアのLAN配線はセルフでできる?資格と道具

はじめに

先日、「OAフロアのLANケーブルを自分で引き直したいんですが、何か問題ありますか?」というご相談をいただきました。
OAフロアに自分でLANなどの配線をしたいと思ったことはありませんか。

今回は、OAフロアでのセルフ配線工事のコツと注意点を解説してゆきます。

OAフロアとは?床下の仕組みをざっくり解説

OAフロアとは、コンクリートなどの直床の上に、プラスチックまたは金属のパネルを敷いて床を底上げする仕組みです。
床下に空間ができ、そこにLANケーブル・テレビケーブル・オーディオケーブルなどを収納することができます。

OAフロア

セルフ配線はアリ?資格は必要?

結論から言うと、やっていいです。

やること必要な資格
線を通すだけ不要
LAN・テレビ・オーディオの接続不要
電話の接続工事担任者
電気の接続電気工事士


接続まで自分で行うなら、上の表のとおり資格の有無を先に確かめてください。
LAN・テレビ・オーディオケーブル接続に資格は不要

「線を通すだけなら資格はいらない」というのは、意外と知られていないんです。
配線のルートを通す作業そのものは、資格の必要な「工事」とは区別されています。

OAフロアのセルフ配線、10ステップでできる

自分で配線作業をする場合の手順を書いてみます。
次の10ステップです。
OAフロアのセルフ配線 10ステップ


セルフ配線に必要な道具・部材4つ

配線作業には次の4つが必要です。
セルフ配線に必要な道具・部材4つ


やってみて気づく、セルフ配線の難しさ

まず、作業タイミングの問題があります。
他の人が仕事をしているときは難しいため、業務終了後や始業前になることが多いです。
上に荷物がある場合は、先にどかす手間もかかります。

タイルカーペット関連も、やってみると意外と大変です。
タイルカーペットには向きがあり、そろえる必要があります。
複数枚はがすとずれが広がることがあり、何度もはがすと粘着力が落ちてきます。
工事後にずれが出ると、クレームになることもあるので注意が必要です。

OAフロア内の引き回しも、思った以上に手間がかかります。
既存ケーブルや構造の問題で引っかかる場合があり、曲がりの回数分だけ床を開ける必要があります。
長距離配線になるとかなりの時間と労力がかかるんです。

さらに、OAフロアはメーカーや方式がさまざまで、管理会社保有の工具が必要なケース・床下が浅いケース・開けられる場所が少ないケース・道が細いケースなど、パターンが様々です。
床上へのケーブルの出し位置の微調整も、毎回考える必要があります。

難しければ配線業者に頼むのもアリです

費用はかかりますが、時間・労力・手間がなくなります。
最適な方法でプロの仕事をやってくれますし、何か問題があっても自分の責任にはなりません。

まとめ

OAフロアでのセルフ配線のコツと注意点について、解説してみました。

手順や道具など、意外と確認すべきことが多く、少し大変に感じた方もいるかもしれません。

ただ、OAフロアさえ理解してしまえば、自分でできる作業の幅はぐっと広がります。

難しそうだと感じたら無理せず配線業者への依頼も選択肢に入れながら、自社に合ったやり方を見つけてみてくださいね。