注目キーワード
  1. 配線工事
  2. 電話
  3. 電気

ビジネスホンの「主装置だけ」を交換するにはどうすればよい?

  • 2023年3月14日
  • 2024年12月15日
  • 電話工事
  • 5399回
  • 0件

会社で利用しているビジネスホンにトラブルが発生し、
「主装置だけを交換したい」
という場合にはどうすればよいでしょうか?

この記事では、ビジネスホンのトラブルを解決する「主装置交換」ついて解説をします。

目次

主装置「だけ」を交換して対処できるトラブルの種類

  • 主装置の電源が入らない
  • 電話回線がつながらない、雑音が入る
  • 電話回線をひかり電話にしたいが、主装置が古く対応できない

上記のようなトラブルの場合、主装置が故障しているケースがあります。
故障している主装置を交換することで、トラブルから復旧できる場合があります。

ビジネスホンは主装置だけを交換することはできる?

ビジネスホンは主装置だけ交換して、電話機端末は今までのものを利用することが可能です。

ただし、以下の注意点があります。

  • 機器の交換だけではなく、データ設定も必要
  • 主装置だけではなく、ユニット基板の交換も必要な場合がある

データ設定は、ビジネスホンの専門業者でなければできない作業です。

また、ユニット基板は、現状、どのような基板が入っているかを確認して、手配する必要があります。これは、主装置のふたを開けて内部の写真をビジネスホンの専門業者に送るだけで、主装置と合わせて手配してもらうことができます。

ビジネスホンの主装置交換が多いメーカー・機種シリーズ6つ

最近、主装置交換のご依頼をいただくことが多い、メーカー・機種シリーズをまとめてみました。もし、トラブル発生している主装置が以下である場合は、主装置が原因の可能性があります。

ビジネスホン主装置交換のご依頼が多い機種シリーズ一覧

ビジネスホンの主装置交換の方法には【同じ型番】と【別の型番】の2パターンがある

電話機を交換せずに、主装置が交換できるかを以下のパターンに分けて解説します。

  • 【同じ】型番主装置での変更
  • 【別】の型番主装置への変更

【同じ】型番主装置での変更

このパターンは、原則、すべての主装置で対応可能です。
ただし、以下の注意点により、交換したい主装置が手に入らない場合があります

【ケース1】主装置が古すぎて中古市場にない

中古ビジネスホンを専門的に扱う販売店は、複数あります。ただ、あまりに古い主装置は、これらの専門業者でも入手困難な場合があります。

このような場合は【別】の型番主装置への変更を目指しましょう

【ケース2】主装置に内蔵されているボタン電池劣化の可能性

主装置はデータを設定する必要があり、データ保存のために「ボタン電池」を必要とします。

このボタン電池が劣化し、消耗している場合は、再起動した場合、設定したデータがリセット・初期化されてしまう、という問題が発生します。

このような場合は、主装置を交換したとしても、すぐに再交換が必要となります。
そのため、あるメーカーのある機種シリーズは【同じ】型番主装置への変更はお勧めしていません。

具体的には以下の型番となります。

SAXA GT500/UT700/HM700

※SAXAでも、PT1000(PLATIA)以降は問題ありません

【別】の型番主装置での変更

【同じ】型番主装置への変更と比べ、年式の新しい主装置で入れ替えることができます。

主装置の寿命も延びることとなり、将来的な障害の再発リスクも低下します。

ただし、ビジネスホンは、同じメーカーでも、主装置が変われば、今までの電話機型番が接続できないケースがほとんどです。

以下の一覧表を参考に、主装置変更方法を検討しましょう。

メーカー・機種シリーズ別、主装置変更まとめ

メーカー・機種シリーズごとの同じ型番・別の型番が変更可能かをまとめてみました。主装置交換ご検討の判断材料にしてみてください。

※条件組み合わせにより、○と表示されていても×なケースがあります
※本表は参考です。具体的には、主装置変更を依頼する配線プロへご確認ください。

メーカー機種シリーズ型番例同型番ボタン
電池交換
別型番主装置
へ変更
SAXAGT500GT500STD/GT500PRO××
SAXAHM700HM700STD/HM700PRO×○(PT1000)
SAXAPT1000PT1000STD/PT1000PRO×○(PT3000)
SAXAPT3000PT3000STD/PT3000PRO××
NTTαGXGXS-SME/GXS-BME/GXM-ME×
NTTαNXNXS-ME/NXM-ME×
NTTαNX2NX2S-ME/NX2M-ME×
NTTαN1N1S-ME/N1M-ME○(αA1)
NTTαA1A1-MES○(αN1)
NTTαZXZXS-ME/ZXM-ME×
NECAspireSIP1D-KSU-S1/IP1D-KSU-A1○(AspireX)
NECAspireXIP3D-3KSU-B1/IP3D-3KSU-E1○(AspireUX)
NECAspireUXIP5D-3KSU-B1/IP5D-3KSU-E1○(AspireWX)
NECAspireWXIP8D-3KSU-B1/IP8D-3KSU-E1○(AspireWXPlus)
NECAspireWXPlusIP9D-3KSU-B1/IP9D-3KSU-E1×
日立/ナカヨET-iE/NYC-iEET-iE/S_ET-iE/M_NYC-iE/S_NYC-iE/M○(ET-iF/NYC-iF)
日立/ナカヨET-iF/NYC-iFET-iF/S_ET-iF/M_NYC-iF/S_NYC-iF/M○(ET-Si/NYC-Si
日立/ナカヨET-Si/NYC-SiET-Si/S_ET-Si/L_NYC-Si/S_NYC-Si/L〇(integralX/NYC-X)
日立/ナカヨintegralX/NYC-XET-Xi/S_ET-Xi/L_NYC-X/S_NYC-X/L×

※本表に基づき発生した損害につきまして当店では責任を負いかねますのでご注意ください。

その障害、本当に「主装置だけ」が原因?

複雑な構成であるビジネスホン

「ビジネスホンの調子が悪い」

という場合、主装置だけが原因のように感じることもありますが、実際には、主装置以外が原因のケースがあります。

以下の写真では、ビジネスホンは主装置だけではなく、さまざまな部品・機材で構成されていることが分かります。

  • 主装置
  • ユニット
  • ケーブル
  • 電源

代表的なビジネスホンの電話機までのルート・経路

ビジネスホンを利用して、電話の着信を電話機端末で受ける場合以下のルート・経路をたどります。外線を、ひかり電話オフィスの場合で、OGひかり電話アダプター利用と仮定します。

  1. 光ファイバーケーブル
  2. ONU
  3. LANケーブル
  4. OGひかり電話アダプター
  5. 電話ケーブル
  6. ビジネスホン主装置の外線ユニット(外線用基板)
  7. ビジネスホン主装置のメイン基板
  8. ビジネスホン主装置の内線ユニット(内線用基板)
  9. 電話ケーブル
  10. 電話端子箱(ローゼット)
  11. 電話ケーブル
  12. 電話機

ビジネスホンの障害があった場合には原因究明が難しい

ビジネスホンに何か問題があった場合、上記12点のどれが問題かを現場で判断する必要があります。

そのため「主装置が悪いと思うので、主装置を交換しよう!」と考え、主装置を交換しても、問題が解消せず「なぜ?」となってしまうこともあります。

また、障害対応になれていない業者の場合は、訪問してから機器の手配をして、また、訪問してということを繰り返すこともあり、そのような場合は、復旧までに長期化するケースもよくあります。

ビジネスホンの障害対応は配線プロに依頼しよう!

ビジネスホンの配線プロは、設置工事はもちろん、障害対応の原因を究明するプロでもあります。以下の準備をしたうえで、現場に訪問し、1回の訪問で障害解決に至ることを目標としています。

  • 機器の用意
  • 部材の用意
  • 予備品の用意
  • テスト用品の用意

早期の解決を望む場合は、配線プロへ依頼することも検討してみるとよいでしょう。

電話回線の不良の場合は、ご契約の電話回線業者に先に確認しよう!

以下のようなケースは、機器不良が原因でない場合がありますので、先に、ご契約の電話回線事業者に確認をしましょう。

  • 通話しているとノイズがのる
  • 停電等思い当たることがないのに電話がかかってこない・かけられない
  • ビジネスホンの電話機同士の内線通話をしても正常である

ご契約の電話回線事業者には以下の場合があります。また、ひかり電話をご利用の場合は、ひかりコラボご利用の場合は、ひかりコラボ提供事業者になります。

  • NTT東日本・西日本
  • ソフトバンク
  • KDDI

配線プロに障害対応を発注した後に、原因が電話回線であった場合、費用がかかったにもかかわらず復旧しないという場合もあります。必ず、配線プロへの手配より先に、電話回線事業者に連絡をしましょう。

主装置の電源再起動は行った方が良い場合と行わない方が良い場合がある

障害対応の普及方法の1つに主装置の再起動があります。

ただし、これには以下の2つの場合がありますので、すぐに再起動は行わない方が良い可能性があります。

主装置の製造年度より7年は超えていない場合

再起動を行ってもよい可能性が高いです。

ただし、万が一のトラブルにより、設定されたすべてのデータが消失する場合があります(このようなケースはほとんどありませんが、念のため記載いたしました)

主装置の製造年度より7年を超えている場合

主装置の製造年度より7年を超えている場合は、ボタン電池が消耗している場合があります。その場合は、設定されたすべてのデータが消失します。

主装置の製造年度より7年を超えていても、ボタン電池が消耗していない場合は、設定されたデータは消失しません。

【広告】主装置交換の障害対応は配線プロッタにお任せ!

※この段落は広告となりますので、不要な方は読み飛ばしてください

主装置交換を含めた障害対応には、この記事では紹介しきれない、さまざまな要因や対応方法があります。

もっとも確実な方法は、必要な機器・部材をすべて揃えた上で、配線プロが障害対応に訪問するという方法です。

SAXA・NEC・NTT・日立・ナカヨの主装置交換に対応

配線プロッタは全国対応!また、中古ビジネスホン大手の「美品宣言★」と提携し、数多くの中古ビジネスホン在庫がございます。SAXA・NEC・NTT・日立・ナカヨの主装置交換に対応しています。

障害対応・主装置交換のお問い合わせ前に以下をご確認ください

お問い合わせ後に、障害復旧するケース・機器交換では復旧しないケースがあります。お問い合わせの前に、以下の手続きを行ってください。

  1. 電源が抜けている・ブレーカーが落ちているなど、電気系統に問題はありませんか?
  2. 電話回線事業者に連絡し、問題がないかを確認しましたか?
  3. 複数の電話番号をお持ちの場合は、全電話番号に携帯電話からかけましたか?
  4. 内線通話に問題がないかを確認しましたか?
  5. 雷や停電など、思い当たる原因がありますか?

上記に該当しない場合で、電話が着信できない場合は、障害対応にお伺いするまでの間は、電話回線事業者に連絡し、ボイスワープなどの転送サービスにより携帯電話で電話を受けることができるようにしてもよいでしょう。

お問い合わせは下記リンク先のフォームよりご連絡ください

配線プロッタへのお問い合わせは、下記リンク先のホームページに設置されているフォームよりお問い合わせください。なお、配線プロッタの主装置交換サービスは以下の内容となります。

  1. 当日お伺い・翌日お伺い、など緊急対応を約束するサービスではありません
  2. まず【前段落】の内容をご確認ください
  3. 機器のご用意が必要な場合は、翌日・翌々日など、対応に時間がかかります
  4. 必ず障害復旧をお約束するサービスではありません。
  5. 先にご決済をお願いしており、ご決済後に日時が決まります。ご決済方法は銀行振込・クレジットカードがお勧めです。

ビジネスホンの主装置交換・障害対応なら配線プロッタ

配線工事をかんたん無料見積「配線プロッタ」

配線プロッタは、電話工事・電気工事・LAN工事などの法人向け配線工事をWEBでかんたんに依頼可能。配線アドバイザーが見積から工事完了まで「無料で」担当する親切サービスだから、初心者でも気軽に相談できます。

オフィス・店舗・工場の 配線工事専門マッチングサービス 配線プロッタ